ご無沙汰しております。
狩り部もともと代表の瀬戸です。
このブログもしばらく更新が滞っていましたが、
その間に部では代表が変わったり、取材を受けたり、シカを大量に解体したりと大忙しでした。
そのうち新代表から新たな楽しいお話を紹介していただけるでしょう。
さて、狩り部の今後は若き後輩たちに任せるとして、この場では私の代での業績(集大成)についてささやかに自慢させていただきます。
タイトルにもあるように、狩り部が本に載りました。
朝倉書店より1月に出版された、「野生動物管理のための狩猟学」という本です(リンク先で立ち読みができます)。
この本には数多くの執筆者が関わっていますが、その骨格をなすのは3年前に農工大で開かれた「野生動物管理の担い手シンポジウム」の演者たちです。
アメリカからは本家シャープシューティング実施者のデニコラさん、ドイツからは狩猟学者のシャラーさんをお招きし、同時通訳を実施、300人は収容可能なはずの講堂が満杯状態になってものすごい熱気だったことを覚えております。
当時修士一年だった私は、恩師に言われるがまま檀上に立たされ(今も変わってないなぁ)、狩り部の興りから、西興部で何とか一頭シカをとるまでのお話をしたものです。
あのシンポジウムを境に、「シャープシューティング」という言葉は一挙に全国の鳥獣関係者に広がり、「専門的な捕獲技術者」の必要性が盛んに議論されるようになりました。
今回の「野生動物管理のための狩猟学」は、将来、大学において野生動物管理の担い手を育成するカリキュラムを設置することを睨んで、その教科書になることを意識しております。
評価するべき点は、それぞれ熱い思いを持つ執筆者が21人もいるにも関わらず、A5サイズ・155ページというコンパクトな容量にまとめたことです。
冗長な説明は一切なし、それぞれの執筆者が身を削る思いで文章を推敲しております。
また、様々な立場の方に読んで理解していただけるよう、簡易で伝わりやすい表現を心掛けて編集されております。
現在、早くも第二版が決定した意欲作「野生動物管理のための狩猟学」を何卒よろしくお願いします。
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