昨日農工大で行われた「イノシシ、シカ、クマのシンポジウム」のメモを書き込みます。
あくまで自分のためなので、分かりにくくてゴメンナサイ。
・狩猟や銃を持てる年齢を下げる。
⇒せめて18歳くらいからにしてくれれば、狩り部としては有難いのだけど。
モンタナでは12歳からだそうで、親子の交流の場になっているとか。
・「適正密度」は管理目標によって異なる。
⇒狩猟者は基本的に動物が多いほど嬉しく、被害者側は動物が0になっても構わない。
狩猟者に個体数管理を任せれば、一定以下には減らしてくれないだろう。
・管理におけるゴール設定の重要性
⇒そういえば、狩り部の目標(ゴール)とは何だろう?
「野生動物管理の担い手、およびその理解者を代々輩出する団体」かな。
でもこれって、ゴールというより、アイデンティティな気もするなあ。
・専門的捕獲技術者に依頼すれば動物の密度は好きなように下げられるが、問題もある。
⇒技術者の払うコスト、財政面。
⇒目標を達成してしまった後の、技術者の働き口は?
・既存の狩猟者に、地域の野生動物管理の責任を持ってもらう。
⇒捕獲だけでなく、調査も行ってもらい、その結果をwebで公開する。
⇒「森林の管理者(番人)」としての誇り、生き甲斐。
⇒人々からの尊敬の念は何よりもの対価になる。
・目標設定への関係者間の合意は重要だが、達成するころには結局不満が出る。
⇒シカやイノシシの数が今の20%以下になったとしても、被害は出るし、狩猟者は不満。
・狩猟者と、専門的捕獲技術者の完全なる分業
⇒地域的な分業、土地利用的な分業、手法上の分業
・現在のシカ大発生状態を脱出するためには、法改正を伴う大胆な作戦が必要
⇒ヘリからの狙撃、夜撃ち、新兵器
⇒日本の研究者自身も、その有効性を知っている人は稀。法改正への原動力不足のもと。
・既存の狩猟者の中からプロフェッショナルになりえる人を選抜し、科学者と協力して一気に低密度へ。
⇒短期決戦
・狩猟雑誌で狩猟者と科学者をつなぐ
⇒シャープシューティングの方法論、GPSドッグマーカーなど、技術の共有の場を設ける。
・責任の所在を明確にする
⇒野生動物からの害は結局誰が責任をとるのか、法的に明確にすれば皆覚悟が決まってお金も流れ出す。
⇒例:農作物、林業への被害は自己責任で回避する。国立公園は国。ロードキルはドライバー など。
⇒みんなでやる≒誰も責任をとらない
・生息地(森林)の樹種構成、管理も、動物の増減には強く影響している。
⇒生息地管理の重要性。
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