イベント情報(2014/11/1) 
代表が4代目に引き継がれました!活動の幅を広げて積極的に活動していきたいと思います!
今後ともよろしくお願いします!!

2013年8月1日木曜日

狩り部の新聞掲載について

 こんにちは、代表の津上です。更新までかなり期間が空いてしまい申し訳ございません。

 さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、狩り部が7/31の朝日新聞夕刊に掲載されました!「新聞に掲載されたらアクセスが増えそうだ…!いい加減に更新しなくちゃ!」という焦りが更新させたのは言うまでもありません。
 今まで狩り部を知らなかったであろう方々にも興味を持っていただけるような、とても素敵な記事になっております。記事に関わっていただいた朝日新聞の関係者の方にこの場を借りて、深く感謝させていただきたいと思います。本当にありがとうございました!

 さて、新聞掲載の効果なのか本ブログのアクセス数も通常の約5倍を記録しています。「狩り部って一体なんだろう…」といった疑問で調べていただいた方も多いと思われますので、ここで改めて狩り部の説明をさせていただきたいと思います。


 農工大狩り部とはその名のとおり”狩猟”について活動を行なっているサークルです。狩猟といっても、CAPCOM様のモンスターハンターのようなコンピューターゲームではありません。私達がテーマとしているのは、現実世界で行われている本物の狩猟です

 近年、哺乳類を中心とした農林作物への被害が増加しています。農林水産省によると、平成23年度における全国の野生鳥獣類による農作物被害額が約226億円となっており、そのうちシカが83億円、イノシシが62億円、サルが16億円と獣害の約7割がこれらの哺乳類によるものであるとされています。この鳥獣被害の深刻化の要因として、1.生息域の拡大, 2.狩猟による捕獲圧の低下(狩猟者の減少ならびに高齢化), 3.耕作放棄地の増加、過疎化・高齢化等に伴う人間活動の低下 を挙げる事ができます。(1)

 そこで、私達狩り部は3つの要因の一つである狩猟による捕獲圧の低下(狩猟者の減少ならびに高齢化)をなんとか食い止め、新しい世代の狩猟者を育成することを目標とした活動を日々行なっています。
 まず、実際に狩猟免許を取得しハンターとして活動するといった直接的なアプローチが挙げられます。
  部員の中には少ないものの、猟銃免許を取得した上で猟を行なっている部員もいます。狩猟者となる事に積極的な部員に対して、狩猟免許や猟銃所持許可免許取得の流れをレクチャーし取得の手助けを行っています。

 次に一般の方々に狩猟について知ってもらうための普及啓蒙活動も行なっています。
  学生サークルという形であるため非常に大々的な事はできていませんが、学園祭にてジビエやシカの角を加工した工芸品を提供しております。(去年の学園祭の様子はこちら)。
  特にシカの角を加工した工芸品は環境省主催の狩猟の魅力まるわかりフォーラムにも出展させていただき、好評をいただくことができました(去年の様子はこちら)。8/3に栃木県で行われる狩猟の魅力まるわかりフォーラムにも出展予定ですので、可能な方はぜひともご参加ください!

 そして最後に狩猟関係者間でメーリングリストによる情報交換も行なっています。狩り部は狩り部ネットワークという広域的な狩猟に関する情報交換を目的としたメーリングリストを運用管理しています。全国中に点在する狩猟者や狩猟関係者どうしがフォーラムや学会、図書といった情報を交換することにより、狩猟に関する考えや在り方についての知見や議論をより円滑かつ活発的に行えるようにしています。
※メーリングリスト「狩り部ネットワーク」に参加したい方は、右メニューの「連絡先」にあるメールアドレス宛に、狩り部ネットワーク参加希望の折を書いて送信してください。

 いろいろ書きましたが、要するに狩り部とは「狩猟について情報交換したり普及啓蒙活動を行うことで、いろんな方々に狩猟について知ってもらい、狩猟を盛り上げる活動を行うサークル」です。
 今回の新聞掲載が、狩り部だけでなく、日本の野生動物や狩猟の"今"を知るきっかけになっていただければとても幸いだと感じています。
 「実際どんなもん?」や「ちょっと興味があるんだけど…」という方は、右メニューの連絡先からいつでもメールを送ってください!遅れるかもしれないけどできるだけ早く書きます

今後とも、どうか狩り部をよろしくお願いします。  


引用・参考文献
(1)農林水産省, 鳥獣被害対策の現状と課題, 2013/8/1確認