イベント情報(2014/11/1) 
代表が4代目に引き継がれました!活動の幅を広げて積極的に活動していきたいと思います!
今後ともよろしくお願いします!!

2010年11月15日月曜日

シカ汁・シカ丼、大盛況でした!


先日の学園祭で、シカ汁とシカ丼の販売を行いました!
シカ汁は今年で4年目になる定番メニュー、毎年販売数を伸ばしています!
シカ丼は今年新たに考案した、シカ肉の味を生かした商品で、大当たり!
肉はアイマトンさんから仕入れました。肩肉70キロ、バラ肉40キロ、骨15キロです。
ネットを使えば誰でも狩猟のシカ肉を購入できる時代、皆さんもご家庭でシカ料理を作ってみませんか?

2010年10月27日水曜日

エゾシカフェさん主催イベント 山梨県北杜市でマイナスイオントレッキングとご褒美BBQツアーに参加してきました

報告が遅くなってしまって本当にごめんなさい。狩り部一年のTsugamiです。
10/17日に、エゾシカフェさん主催の「山梨県北杜市でマイナスイオントレッキングとご褒美BBQツアー」に参加してきました。ちなみに、狩り部からは三人おじゃましました。
今回のBBQは解体ショーということですが、なんと!「静内食美樂」の相樂正博社長が、直々に解体作業を行ってくださいました!! 静内食美樂さんは日本で初めてエゾシカを専門に取り扱っており、日本一のエゾシカ肉熟成技術を持っていらっしゃるそうです。また、一頭ごとにエゾシカのパーソナルデータ(性別や年齢、熟成期間といったデータ)を記録しており、証明書として消費者に提供しているそうです。
頂いた料理はとても美味しく、部位による食べ比べやタタキにしたものなど鹿肉本来の味を楽しむことができました。また、狩り部以外にも様々な狩猟・動物保護に携わる方々が参加しており、皆様ととてもいい会話ができました。
エゾシカフェ様、静内美食樂様、関係者・参加者の皆様本当にありがとうございました!

エゾシカフェさん主催のBBQイベントは今後も開催されるそうなので、興味がある方は是非「エゾシカフェ」さんのHPをチェックしたり、実際にお店にいってみてくださいな。お店は毎週金曜日ですよ!

2010年10月21日木曜日

今期は日の出町でワナ猟をします。

本日、部会を行いました。
なんだかんだ、二週に一度のペースで続けているこの集まり。
部員達もじょじょに自分の仕事を見つけて部に貢献してくれるようになりました。
再来週末には学園祭で「焼鹿丼」を販売しますよ!

さて今期の猟ですが、ワナ免許を持った人が四人ほど出来たため、イノシシ狙いのワナ猟をすることになりました。
設置場所は田んぼの近くで、管理する人たちの許可が得られたので、箱ワナをやろうと思います。

ただ、箱ワナを買おうとすると1個10万円くらいするので、自分達で作ってみるつもりです。
作り方ですが、イノシシ研究の第一人者、小寺祐二先生のHPで紹介されている作成法を真似る予定。
なんとも楽しみになってきました。

小寺先生、餌の撒き方や、捕殺の方法の部分もアップ願いますm(_ _)m

2010年10月15日金曜日

射撃練習に行ってきました。

昨日、大月国際クレー射撃場に練習に行ってきました。
前回、スラグの結果が散々だったレミントン1100をテストするためです。
パターンテストがやりたかったのですが、あいにく混み合っていて出来ませんでした。
射撃場は大抵どこも、金曜日が一番すいているんだよ、と習いました。
個人参加者としては大変役立つ知識だと思います。

話はもどって1100ですが、仕方なくトラップ射撃をやって、様子を見ることにしました。
今回は初めて、交換チョーク「フルチョーク」を装着して150発ほど撃ってみました。

狙ったところにちゃんと行きますね。

僕はトラップ射撃をやるのが3度目のドシロウトで、10枚割るのがやっとの実力ですが、
スラグの時に感じた、アサッテの方向に弾が行く感じはしません。
これなら猟で使えそうですし、外れても銃のせいには出来ないな、と思いました。

では、スラグが左にそれまくった原因はなんだったのでしょうか?
帰りがけに「三進小銃器製作所」さんに相談したところ、
「スラグを撃った時に装着していた《マズルブレーキ付スキートチョーク》が良くなかったのでは?」とのこと。
「スラグを撃つならチョークは何も付けず、平筒で撃つのが一番だよ」ともアドバイスをいただきました。

さすがの僕でもスラグを撃つ時に平筒以下のチョークを付けたりしませんが、逆にスキートのチョークであってもやっぱり弾道に影響するのですね。
スラグの反動がイヤだからマズルブレーキを装着したのに、それが命中精度を大幅に下げていたとは・・・。

ちなみにその「マズルブレーキ付スキートチョーク」は、銃を購入した時にオマケで貰ったものなので、損をしたわけではないのですが。
一番の強装弾に対して使えないというのは何か残念なものがありました。
きっと、スキート射撃の8番射台とか、ヤマドリの谷下りの迎え矢とかで使うと効果的なのでしょう。

結局、今猟期も1100のお世話になることにします。
色々勉強になった一日でした。

2010年10月9日土曜日

エゾシカフェに行ってきました。

ある日研究室で先生に紹介された「石崎さん」のお誘いで、
三軒茶屋にあるエゾシカフェに行くことを突如決めました。
駅から迷いつつやっとたどり着いた店内はやたらとアットホーム。
「日常的な非日常空間」がそこにはあり、なるほどこんな適当なジビエ料理店は他にないかも知れない。
肉の熟成にこだわっているとのことで、柔らかく、シカ臭くない赤身を沢山いただいた。
辛うじてシカ肉だと分かる程度のこの味は、普段、牛丼チェーンのお世話になっている僕としては食べやすくて良いのだが、味にうるさい副部長が食べたらなんと言うだろう?と考えてしまう。
突然ラーメンの話に飛ぶが、ラーメンには「店で食べるこだわりの逸品」と、「インスタント」という二つジャンルがあると思っている。
しかしインスタントの中にも、「ラ王」のように生麺?を追求したジャンルがある。
昨日食べたシカ肉は、僕の中では「ラ王」の位置づけに収まった。
つまり、養殖までは行わず、あくまで狩猟で獲った肉を使うことを前提に、捕獲方法や、血抜き、熟成にこだわるものだから、既存のどちらとも異なるジャンルが出来てしまった感じだ。
エゾシカの個体数調整と、肉質への追求を両立しようとしたら、確かにこうなる。
では、この味が今後あるべき、流通すべきシカ肉なのだろうか?
10年後のシカ肉の王道になれるのか?
気になるでしょう?どんな味か。
毎週金曜日の夜だけやっているそうなので、是非一度ご賞味あれ。
「エゾシカフェ」

石崎さま、こんな紹介ですみません。またいずれ、部員を連れて行きますね。
ご馳走さまでしたm(_ _)m

2010年9月27日月曜日

バーベキューと射撃をしてきました。

先日の台風のため、予定していた海釣りはあえなく中止となりました。
しかし釣りに誘ってくれたハンターさんは、かわりに山梨にある別荘でバーベキューをしようと提案してくれました。
大変気前の良い方で、ネット注文して取り寄せたカニをこれでもかと食べさせていただいたり、
6キロブロックの牛肉を7人で分け合ったりと、楽しい夕食会となりました。

翌日は西富士ライフル射撃場に行き、スラグで標的射撃の練習をしました。
いつか書きましたが、僕の銃は21インチの散弾用リブ銃身で、遠射にはまるで向きません(というか調整が物理的に不可能です)。
まったく気乗りがしなかったのですが、やってみると面白い結果が出ました。

僕の撃った弾は、50m先で、ほぼ1mほど左に当たるようなのです(マトは見事に無傷(笑))。
そういえば、3月に北海道でエゾシカを撃った時にも、狙いよりも左に着弾していました。
原因が何かは分かりませんが、「毎度左にズレる」と知られたことは収穫です。
この銃でスラグを撃つ時は、獲物よりも右を狙う必要があるわけです。

10月14日にまた射撃に行く予定ですが、その時は散弾を使ってパターンテストをやってみたいと思います。
散弾でも全体に左に寄りすぎるようなら、銃や銃身の新調を真剣に検討します。
散弾では大きく偏らないようであれば、奥多摩の巻狩りなどで近射専門に使おうと思っています。
では、続報をお待ちください。

2010年8月23日月曜日

奥多摩の有害駆除を見学してきました2

先日(22日)、再び奥多摩でのシカ有害駆除を見学してきました。
今回はかなり奥、雲取山に近いあたりでの巻き狩りでした。
日曜日だったせいか、ハンターさんの人数が前回よりも多く、20人くらいいました。
これまで二回で感じた、夏の巻狩りについての印象としては、
「暑い」「犬バテる」「虫多い」
ですね。

犬は汗をかかない?ので、人間よりもはるかに暑さに弱いとか。
地面を掘り返して冷たいところを作っては、おなかを当てて涼んでいたのが印象的でした。
そのくせ、水をあげても人間ほとガブガブ飲まないのです。

今回は、一頭のシカは早々に止めたのですが、二頭目以降はなかなか出ません。
奥多摩町のお願いで、調査をかねてこの地に捕獲圧をかけたそうですが、
「この時期にここにはいないんだよ。秋になれば来るけど」と言っていました。

昼近くになり、やっとまた一頭、鳴き起こすことに成功しました。
しかし、この暑さのなかを半日歩いたことで犬はバテていたらしく、追い鳴きの声は30分ほどで止んでしまいました。
が、その30分後、犬は再びシカに追いつき、吼えてその場に留めていたのです。
シカも夏バテしていたのでしょうか。

そうと知らないハンターさんは、犬同士がケンカしていると勘違いし、少し放置。
連日の出動で、シカばかりを相手にしなければならず、ハンターさんも食傷気味だったのでしょう。
というわけで、ついにシカを逃がしてしまい、その日の猟は終了。

一年中、有害駆除を行っているにも関わらず、シカを減らしきれない理由を垣間見た気がします。
奥多摩支部の皆様、お疲れ様でした。
脂多めのシカ肉を、ありがとうございます。

2010年8月12日木曜日

奥多摩の有害駆除を見学してきました。

先日、部員5人とともに奥多摩のシカ有害駆除を見学してきました。
僕は丹沢や伊豆の巻き狩りを見学(参加)したことがありますが、
それに比べると奥多摩の地形は急峻ですね。
植生はほとんど人工林で、地面には枝葉が積もっていて、これも特殊な感じがしました。

ハンターさんもそれに慣れていて、山登りをやっている僕でさえ躊躇するトラバースをガンガンやっていました。
結局今回は、一頭のみの捕獲でした。
週に二回ずつ、年中有害駆除をかけているので、獣たちもスレにスレている感があります。
カモシカやクマによって猟犬がかく乱されるのも厄介でした。
猟師さん達は人数もいて、まだまだ元気で、全体としてなんだか東京らしい「激戦区」の様相を呈しています。

僕は勢子について歩き回っていましたが、他の部員はタツと一緒に待っていました。
初めてのことならドキドキするでしょうが、銃も無線も持たずタツのそばでじっとしているのも飽きそうですね。
もっと狩猟をやってみたいと思ってもらうためにも、もう少し刺激的な「獣とのやりとり」を見せられないものかな、とも思います。
足の強い子には勢子についてもらった方が、楽しいでしょうね。

解体も見られたし、肉や毛皮もいただけたので、とりあえず良しとします。
毛皮はナメして学園祭で販売しますよ!
今月もう一度、見学に行く予定です。

2010年7月28日水曜日

狩り部の本棚を作りました。

部会で、「ネット上に狩り部の本棚を作って書評を書き、情報を共有したい」との意見が出たので、作りました。←クリック!
部員の皆さん、メーリスでアカウント情報を流しますので、ガンガン登録&レビューして下さいね。

部会をしました

月2回のペースで続けようと頑張っている「狩部会」。
今回は8人くらいの人が参加してくれました。
主な議題は「巻き狩り見学」の日程調整。
奥多摩で行っている有害駆除事業の見学をさせてもらえることになりました。
8月11日と22日にやります。
その時、シカ皮をもらって来られたら、ナメシてシカ皮商品を作り、学祭で売ろうと話しました。
そうそう、学祭では、保護学研究室の「シカ汁」の隣りで、「焼鹿」を売りますよ。
土日のみ営業予定ですので、是非お立ち寄りください。
では。

2010年7月19日月曜日

「担い手シンポ」終わりました。

報告が遅くなりましたが、「担い手シンポ」は大成功のうちに幕を閉じました。
不十分な宣伝にも関わらず、300人以上は入るホールが満杯状態となりました。
お忙しいなかご参加下さった皆様に、一演者として心よりお礼申し上げます。
あの後、何人かの方々から温かい激励をいただき、狩り部をより一層発展させようと意を新たにしました。

さて、「野生動物管理に貢献していく人材を代々輩出する」ことを目指す狩り部ですが、シンポのやりとりの中で見えてきた、次の目標・方針をつらつら書いてみました。
①野性動物管理のためには、狩猟・捕獲以外の知識(例えば農林業)も随時蓄え、オプションを増やしていくこと。
②農工大以外の大学にも、狩り部のような団体を作り、それぞれが得意分野を生かして人材育成・切磋琢磨すること。
③銃を持ち、狩猟・捕獲というキワモノ世界に勇気を持って足を踏み込んだ学生には、相応の社会的・経済的見返りが得られるような仕組みを作ること。

とりあえずこんな事を頭の片隅に置きつつ、あまりこだわらず、出来ることから初めていこうと思います。

明日以降、外国人ハンター達は何日間か北海道でシンポジウムを行いますので、お近くの方は是非覗いてみてください。

2010年7月12日月曜日

7月8日 部会報告

7月8日昼休み、部会が行われました!

今後の活動に関して話し合ったので、その内容をアップします。

・11月12~14日に開かれる学祭に、狩り部が模擬店を出店します!!
 メニューは「鹿丼」になる予定です

・メンバーで8月10日に三進小銃器製作所にいくことになりました。
 狩猟免許の申し込みなどをしにいく予定です。
 参加を希望する方は部長に連絡をしてください。

・去年はあまり紹介もしていなかったワナ免許ですが、取得が容易・すぐに出猟できる、などのメリットがあるので、取得法を積極的に案内します。なお狩猟免許は三種(アミ・ワナ・銃)同時に取得が可能なので、一度に三つとってしまうのも手です。今猟期は一緒にイノシシ猟をしましょう!!
 ・東京都の狩猟免許試験
  日程は公示されていません。
  8月になったら自然環境情報のページ(http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/index.htm
  で公示される予定です。9月中に23区で1回、多摩地区で1回開催。
 
 ・神奈川県の狩猟免許試験
  8月21日の第二回試験なら今から申し込めば間に合います。
 
 ・埼玉県の狩猟免許試験
  第一回~第四回まで、すべての試験に間に合います。  
 
・なお、次回の部会は7月28日(水)の昼休みにあります。
 
以上

2010年7月9日金曜日

「担い手シンポ」は北海道でもやります!!

以前から紹介している「担い手シンポ」ですが、実は農工大で行われた後、北海道(知床と札幌)でも開催します。(僕は行きませんが)
東京まで足を伸ばさなくても、大丈夫ですよ!
以下転載文
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◎知床セミナー

「知床のシカはコントロールできるのか?アメリカの国立公園とドイツの狩猟の現場から学ぶ」
 (1)目 的
    知床半島における効果的なエゾシカ管理手法を検討するため、海外におけるシカ等の鳥獣管理手法、システムを紹介してもらい、実際に知床半島において実施されている捕獲手法に関する提言やアドバイスをもらうことを目的とします。
 (2)概 要
日 時平成22年7月21日(水) 18:00~20:30
   ②場 所知床世界遺産センター
   ③主 催環境省北海道地方環境事務所釧路自然環境事務所
   ④共 催:(財)知床財団
   ⑤申 込:入場無料、事前申し込み不要
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◎北大セミナー
ドイツの森と動物と人、狩猟管理学の役割
 (1)目 的
人と動物の関係を考える上で、野生動物とのつきあい方も大きな問題です。特に北海道では急激に増加したエゾシカが様々な面で人間社会との軋轢をひきおこしています。そこで、ドイツ・バイエルン州での森林管理に狩猟者による個体数調節と予算の面での貢献が大きいことを紹介いただきます。北大では、かつて狩猟学・応用鳥学などが林学科で講じられました。最近では、森林科学科では野生動物管理学が講じられています。このような伝統の源流に再度学び、深刻な問題になっているシカなど野生動物の森林保全管理の在り方を学びます
 (2)概 要
日 時72215 (50分講演、質疑応答20分)
   ②場 所:北海道大学農学部 W109教室
   ③主 催:ヒトと動物関係学会
   ④共 催:日本森林学会北海道支部会
   ⑤申 込: 入場無料、事前申し込み不要
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◎国際シンポジウム
「北海道における野生動物管理の担い手育成~アメリカにおける最新シカ対策とドイツの狩猟学に学ぶ
 (1)目 的
    北海道では、エゾシカを中心とした野生動物管理を実践する担い手の育成が急務です。本シンポジウムでは、海外の先進地における専門家集団による野生動物管理や自然資源利用における狩猟管理について学び、北海道におけるその応用について議論します。
 (2)概 要
日 時:平成22年7月23日() 13:00~17:15
   ②場 所:酪農学園大学 学生ホール
   ③主 催:酪農学園大学
   ④共 催:北海道・環境省北海道地方環境事務所・エゾシカネットワーク・(地独)道総研環境科学研究センター・ヒトと動物の関係学会・東京農工大学
  ⑤申 込:入場無料、事前申し込み(要)
○酪農学園大学
TEL: 011―388-4710  FAX:011―388-4710
担当:吉田剛司
===
Ⅰ 海外の専門家の略歴
Dr.A.J.DeNicola(ホワイトバッファロー代表)
野生動物による危害から固有種や生態系を保護するために個体数管理と研究を専門に行う非営利団体「ホワイトバッファロー」の共同創設者であり、会社代表である。パデュー大学にて博士号を取得し、学位論文名は「過剰に増えたオジロシカにおける繁殖管理」。野生生物学会の野生生物学者として活躍しており、ラトガーズ大学、イリノイ大学、ハートフォードのトリニティカレッジにて研究協力を行っているとともに、デンバー動物協会におけるリサーチ会員でもある。国際誌に30以上の論文を発表している。
===
Prof.Dr.M.Schaller(ミュンヘン工科大学教授)

シャラー博士は1990年以来、バイエルン州フォレストサービスのスタッフとして、森林資源管理などの林業全般、野生動物管理と狩猟管理について20年以上の実務経験がある。学位論文名は「野生動物による森林被害の経済アセスメント」。1996年からはミュンヘン大学およびミュンヘン工科大学(TUM)で、森林資源管理と森林被害アセスメント分野の研究と講義を行っている。近年、博士課程の大学院生の教育指導のための国際プログラムの責任者として20以上の大学と連携している。日本国内では京都大学、北海道大学、島根大学と連携して、TUMにて森林、林業と農業の持続性についてのサマースクールを開始した。 

2010年6月22日火曜日

国際シンポジウム「野生動物管理の担い手:狩猟者と専門的捕獲技術者の育成」

七月に、海外から狩猟研究者をお招きしてのシンポジウムが開催されます。
野生動物管理の担い手を育成する狩り部としても、いっちょ喋らせていただきます。
文部科学省特別教育研究経費(連携融合事業)国際シンポジウム
「野生動物管理の担い手:狩猟者と専門的捕獲技術者の育成」
日時:2010年7月17日(土)9:30~17:50
会場:東京農工大学農学部本館講堂
主催:東京農工大学
共催:岐阜大学応用生物科学部附属野生動物管理学研究センター 森林総合研究所
後援:環境省・林野庁・横浜国立大学COE・野生生物保護学会・日本哺乳類学会・日本生態学会(いずれも予定)
趣旨
近年、ニホンジカやイノシシなどの大型獣の分布拡大と個体数の増加により、農林業被害が激化しています。とりわけニホンジカは、天然林の更新阻害や国立公園などの自然植生に悪影響を与え、希少種の絶滅をもたらすなど生物多様性を脅かす存在となっています。一方、野生動物の管理の担い手である狩猟人口は激減の一途をたどり、狩猟システムの崩壊は目前にせまっています。これらの解決に向けて、本学では、文部科学省の特別経費の助成を受けて、平成21年度から地域と連携して研究・教育・人材育成を進めながら、生態学と社会科学を統合した野生動物管理システムの開発を行っています。
本シンポジウムは、農林業被害を低減し、生物多様性を保全するために必須な狩猟システムの維持発展と専門的捕獲技術者の育成にむけて、現状と課題についての共通認識のもとに今後の展望を得ることを目的としています。
プログラム
9:00 受付開始
総合司会:戸田浩人 (補助:林好美)
9:30~10:00
開会挨拶
趣旨説明:梶光一(シンポジウム議長)
第Ⅰ部 専門的捕獲技術者の必要性 (座長:梶 光一)
10:00~10:30 講演1「個体数管理体制の発想転換」
岐阜大学教授 鈴木正嗣
10:30~11:30 講演2「管理捕獲のプロフェッショナルとは:White Buffaloの活動概要」(仮題)
White Buffal. Inc代表 Dr. DeNicola
11:30~12:10 講演3「ここまでできる個体数管理:カワウにおけるSharp-shooting」
㈱ イーグレット・オフィス代表 須藤明子
(昼食 1時間休み)
13:10~13:40 議論 (進行:吉田剛司)
第Ⅱ部 将来に向けた人材育成の方向性 (座長:鈴木正嗣)
13:40~14:10 講演4 「日本における狩猟技術者の育成の現状と課題」
森林総合研究所 八代田千鶴
14:00-15:00 講演5 「ドイツにおける狩猟者と専門的捕獲技術者の育成(仮)」
Tecnische Universitaet Muenchen (TUM) Dr. Markus Schaller
(休憩20分)
15:20-15:50 講演6「新人ハンターと専門的捕獲技術者の育成」
酪農学園大学 講師 伊吾田宏正
15:50~16:20 講演7「島根県美郷町の取り組み:駆除組合の設立」
島根県美郷町役場産業振興課 安田亮
16:20~16:30 講演8「狩り部の目指すもの」
農工大学大学院修士1年 瀬戸隆之
16:30~16:40 コメント
北海道大学教授 近藤誠司
総合討論(小泉透+松田裕之)  16:40~17:40
閉会挨拶 17:40~17:50
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懇親会 18:00~20:00

2010年6月4日金曜日

(終了)公開フォーラム「ヒューマンエラーの複合として見た獣害~なぜ起きる?どう防ぐ」

下記のフォーラムですが、本日終了しました。
「過去の概念に囚われず、今自分に出来ることを、最高に楽しくやっていこう」というメッセージを感じました。
若者もお年寄りも、やりがいを持って農業が出来る地域づくりを『狩り部』もお手伝いしていきたいを思います。
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■第8回野生動物管理システムフォーラム(終了しました)
井上雅央氏(近畿中国四国農業研究センター鳥獣害研究チーム専門員)
「ヒューマンエラーの複合として見た獣害~なぜ起こる?どう防ぐ」
・日時:2010年 6月11日(金) 16:30~18:00
・場所:東京農工大学農学部 1号館-11教室
※フォーラム終了後、懇親会も行われます。奮ってご参加ください。

【要旨】
獣害に限らず、農業分野ではしばしば遅霜などの気象要因、いもち病やハダニ、アブラムシといった病害虫などが生産の妨げとなる。被害防止を考えるには、農家が展開する農業を個々の生産システムと認識し、遅霜、病害虫、野生獣を生産システムに侵入する支障
要因と位置づける。このことにより、被害とは支障要因に対するシステムの欠陥が露呈した状態と認識することが出来る。雪に弱い新幹線、ハエの多い台所、シカに弱い水田、サ
ルに弱い家庭菜園といった場合、問題は雪、ハエ、シカ、サルにあるのではなく、システム側にある。被害防止とは、ある支障要因に対して脆弱なシステムを信頼性の高いシステ
ムに改善する作業に他ならない。また、被害が発生するシステムに問題があるだけでなく、
周辺に数多くのそれ自体は欠陥が露呈しないまま被害を助長し続けるシステムが存在する
場合も少なくない。当該システムや周辺システムの欠陥をすべてヒューマンエラーと見な
して、個々のエラーがどのように複合することで被害が発生するかを解明することが対策の第一歩である。獣害を助長する周辺システムとしてここでは林道を、また獣害を受ける
当該システムとして高齢者の自家用菜園を例にどのようなエラーが侵入するかを考えてお きたい。
林道の開設前に行われているアセスメントでは、希少動植物の調査のみで、開設後の餌源変化に関する提言が欠落は皆無と言ってよい(エラー1)その結果標高差のある帯状のオープンランドが切り開かれる(エラー2)。開設で生じた大面積の法面には寒地型の牧草種子が吹きつけられる(エラー3)。秋期の路肩刈り払い作業で、厳冬期に帯状の緑
草帯を出現させる(エラー4)。出没した動物を脅すことなく通り過ぎる(エラー5)。こ
れらのエラーが複合し、林道は理想的な野生獣餌付け増殖システムとして稼働し続けてい
るが、野生獣の増殖で林道システムそのものが脅かされるわけではない。これらのエラー
のうち、エラー2はやむを得ないとして、その他はいずれもわずかな配慮で改善が可能で あり、
エラー4は、刈り払いの時期を考慮するか刈り払い回数を削減するだけで良いなど
の対策が見えてくる。次に当該システムをみると、かっては手入れされた庭先果樹などを放任する(エラー1)。
収穫物は防護するが残渣は食餌を許容して放置する(エラー2)。
圃場への野生獣の執着心を強化し柵の効果が消失するような、圃場設計や野菜の配置を継続する(エラー3)などのエラーが繰り返され、被害が拡大再生産され続けている。こうしたエラーは、原因が動物側でなくシステムの欠陥であることを理解してもらい、各システムへのユニバーサル
デザインの導入と圃場のフェイルセイフ化の具体的技術を提示することで
排除が可能である。農家の目的は獣害対策ではなく、収穫であり、生産者が各システムの
許容コスト内で被害防止を実現するようなシステムの改善手法を提示することが自立的な
住民を育て、集落の活性化につながることをふまえ、住民自らが喜々として対策に取り組
めるような技術開発や啓発が研究、行政に課された責務であると考える。

2010年5月14日金曜日

カワウ②

たちまち増加して爆発寸前になった竹生島のカワウ。
樹木をフンから守るために、巣台を設置してそこに営巣させる試みもありました。
カワウの巣にこっそり近づいてドライアイスを噴射し、中のタマゴが死んだと悟らせずに抱卵させつづける試みもありました。
その中で、現在最も効果を発揮しているのが「エアライフルによるシャープシューティング」です。
免許を所持する者のみが使用できる強力な空気銃を用いて、遠距離から暗殺する方法。
既存の猟具である散弾銃は音が大きく、射程が短い(30m以下)ために、カワウは学習してハンターから逃げるようになってしまいますが、これを克服しました。
エアライフルの射程は50m以上であり、バシュっと乾いた音がするのみです。
まるでゴルゴ13のように、どこから撃たれたかも分からない、また、近くの仲間が撃たれた事にも気づかない状態。
この道具を、カワウの習性に詳しい専門スタッフに使ってもらうことで、捕獲効率が二桁以上伸びました。
さらに面白いことに、地元の猟友会が同じ道具を使っても、成果には天地の開きがありました。
エアライフルは静的射撃用の精密機器であり、事前の照準合わせが絶対必要ですが、それが軽視されていたようです。
弾を散らして動く対象を狙う武器である散弾銃を使い慣れた人たちにとって、エアライフルによるシャープシューティングは退屈すぎたのかも知れません。
ここに僕たちの活路があります。
「狩猟の楽しみ」は追求せず、「捕獲効率」のみを高めることを追求する、専門的捕獲集団の出番です。
既存の猟師たちから見れば邪道な考え方かも知れませんが、それを百も承知で仕事にする。
それほど、爆発的増加を遂げた野生動物達の圧力は大きく、それに悩まされる人が多いのです。
カワウシャープシューティングは、狩猟技術を用いた社会貢献(お仕事)のはしりとして、学ぶべきことの多い事業であります。

2010年5月10日月曜日

昨年度活動報告

今さらですが、農ゼミ会議で書く機会があったので、昨年度の活動報告を載せます。

5月 第一回狩猟者交流会
山梨県の鳥獣害防止技術指導員である黒澤さんに会う。有害鳥獣駆除の現場に立ち会うことで、生の狩猟者を知る。駆除されたシカの計測を手伝う。
6月 第二回狩猟者交流会
上記の黒澤さんによる、狩猟についての座学。獣の習性や狩猟の方法、猟犬について広範な知識を得る。
7月 狩猟の師匠探し
「21世紀の狩猟を考える会」というメーリングリストを使い、今年の猟期に教えてくれる人を探す。先輩からの紹介もあり、二名ほど一緒に猟に行ってくれる人が見つかる。
番外編狩猟者交流会
野生動物保護学研究室のOBである上田さんを本学に招き、狩猟者研究について語ってもらう。時代ごとの狩猟の位置づけの変遷や、今後あるべき狩猟システムについて考える。
9月 第三回狩猟者交流会
山梨県猟友会の元会長と、アンチ猟友会の若手猟師に話を伺う。立場は異なれど、二人とも尊敬に値する人物であり、これまでに形成された狩猟者イメージが一変する会となる。
10月 狩猟登録
本年度の猟場とする道県に、狩猟者登録をした。
11月 学園祭
野生動物保護学研究室が出した模擬店「シカ汁」の手伝いをした。
初出猟
伊豆に初めてイノシシ猟に行った。
12月 巻き狩り×2
伊豆の地元グループに混ぜてもらい、大人数での巻き狩りを行った。
1月 巻き狩り×2、鳥撃ち見学×1
3月 有害駆除手伝い
栃木県が実施する日光生態系保全地域でのシカ個体数管理に参加し、モニタリングを手伝った。
栃木県イノシシ解体場見学
北海道エゾシカ猟ツアー
西興部猟区管理協会の案内のもと、エゾシカの狩猟、解体、調理を学んだ。
栃木県イノシシ防除柵設置の手伝い

主なものは以上です。

2010年5月8日土曜日

狩猟技術を仕事に~カワウでの事例~

さて、狩猟技術を仕事として成立させている例を紹介します。
現在、琵琶湖の竹生島というところでカワウが大繁殖しています。
農工大ほどの面積の中に、数万羽が営巣し、周辺の環境を激変させています。
鵜飼に使われるのはウミウですが、カワウも同じく魚食性のため、湖の魚類を大量に食べているそうです。
そして竹生島で栄養豊富なフンをするわけですが、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」、肥料の雨を浴び続けた木々は急速に枯れていきました。
ちょっと暗いですが、早朝の竹生島の様子をビデオで撮ってみました。

カワウによる害は他県でも報告されていますが、竹生島はその中でも最大規模のコロニーです。

さながらカワウの養殖場。

ここで増えたカワウ達は、さらに周辺地域に勢力を拡大しつつあり、何とかしなければなりません。

しかし、散弾銃やロケット花火、ネットなどを使って島から追い出せば良いものでもありませんよ。

この数万のカワウが爆弾のように滋賀県全域に広がってしまう恐れがありますから。

では、どうするか?

次回に続きます。

2010年5月1日土曜日

部員が増えた

昨日、狩猟免許の取り方の説明会をやったわけですが、
10人近い新人が来てくれました。
ありがとうございます。
メーリスに登録を希望される人も沢山いて、現在27人になりました。
これまでの出会いに感謝\(^o^)/

参加者に書いてもらったアンケートを見ていて気づいたのですが、
「狩猟って面白そうだし一度はやってみたいけど、趣味とするには時間・手間がかかりすぎるなぁ」
という葛藤があるようです。

僕もそう思います。
趣味が多様化したと言われる現代、もっと安く手軽に楽しめる遊びは沢山あります。
お金をかける趣味にしたって、バイク・スキューバ・ゴルフ・ハングなどなど、魅力的なものがありますし、僕自身やってみたいです。

なので僕は狩猟免許取得を決意した時から、「ゆくゆくはこの技術を使って仕事をしてやろう」、とまで考えてきました。
狩猟者が激減する中で、今まで彼らが担ってきた「野生動物を山に追い返す」機能が急激に失われています。
これからの時代は、そうした機能がサービス業として成立するようになるでしょう。
その時「狩り部」には、専門的捕獲者を代々輩出するサークルになっていてほしいのです。
詳しくは今後少しずつ書き綴って行きます。

2010年4月29日木曜日

「狩猟免許・銃免許 最短取得講座」

直前の掲載になってしまい申し訳ございませんが、
4月30日の16時30から、「狩猟免許・銃免許 最短取得講座」を開講します。
ネットで調べるとどうもややこしい手順を単純明快に解説しますので、
免許取得への意欲のある方は是非お越しください。
場所は農学部2号館1階11講義室(変更しました)です 。
その後、生協前にてエゾシカバーベキューを行いますのでお楽しみに。

2010年4月1日木曜日

新入生の方へ

農工大へ入学される方、おめでとうございます。
このブログへは、学校のHPから飛んでくる人が多いと思いますが、
こんなヘンテコなゼミに興味を持ってくださってありがとうございます。

狩り部について、あらためて紹介します。
入部を考えている人は参考にしてください。

Q:狩り部はサークルなのか、ゼミなのか?
A:「自主ゼミ」と言って、勉強っぽい活動をしている大学公式団体の一つです。
  なので大学から経費もいただいています。

Q:狩り部は何を学ぶ団体なのか?
A:鳥獣害全般に対する対策法や解決法を学んでいます。
  狩猟技術もその一つですし、田畑を獣から守る”柵”の設置をお手伝いしたりもします。
  鳥獣害対策に関する「何でも屋さん」として中山間地域の力になる団体を目指しています。

Q:部員の構成は?
A:メーリスの会員は20人程いますが、実際にはもっと多くの人が狩り部のイベントに参加しています。
  中心になっているのは、これから修士1年になる数名の有志です。
  うち二名はエゾシカやイノシシの捕獲経験があります。

Q:イベントって具体的には何をしているの?
A:狩猟者にお話を伺いに行ったり、狩猟に同行したりすることが多いです。
  学校の授業や実習よりも断然面白く、身になります。
  他にも、イノシシの解体場に見学に行ったり、町役場に聞き取りに行ったりするなど、
  地域の問題解決に役立つことなら手段を選びません(笑)
  また、シカ肉やイノシシ肉を使った料理パーティーもします。

Q:他団体との交流はありますか?
A:農工大には「野生動物保護学研究室」と、「野生動物研究会」というサークルがあり、
  両者とも国内有数の活動規模を持っています。
  三者ともに属する部員もいるため、相互に情報の伝達が行われています。

Q:どうすれば狩り部のイベントに参加できるますか?
A:農学部の生協前に立て看板を設置しています。
  そこに書いてある電話番号やアドレスに連絡をください。
  あるいは、野生動物研究会に所属していればイベント情報が回ってくるはずです。
  予備知識なんて要りませんので、お気軽にご参加ください。

2010年3月15日月曜日

エゾシカ猟に行ってきました

先日、北海道北部にある猟区「西興部村」でエゾシカ猟をしてきました。

2泊3日の流し猟のうち、僕の射程(20m)に入ったチャンスは2~3回でしたが、
どうにかこうにか並サイズのオスを一頭撃たせていただきました。
人生初の獲物です。

撃ったタマはシカの右の腰から入り、左の尻から抜けていきました。
エゾシカというのは撃たれ強いもので、痛そうな素振りも見せずに去ってしまいました。

ガイドの人曰く、「出血量が少なかったので、いつもなら追跡を諦めていた所だが、その日はたまたま気が向いた」そうで、20分ほどストーキングしてくれました。

仲間と車内で待っていると、遠くから銃声が一発だけ聞こえました。
→こういう場合は大概獲れているものです。

初めにエゾシカが被弾した場所から300mほど離れた場所で、そいつは絶命していました。


ガイドはこの捕獲について、「奇跡が起きた」と表現しました。
なにせ僕もガイドも遠射に向かない「リブ銃身」。
僕は動物への発砲が初めてのことで、ガイドも狩猟暦はまだ四年。
エゾシカ猟をやったことのある人なら、いかに無謀な戦いをしたか分かっていただけると思います。

しかしこんなんでも獲れるのが実戦の面白いところで、超ラッキーとしか言いようがありません。
(ガイドは自分が30mの距離で撃ったタマが胸に入ったことに大変満足していました)
自然からの授かり物として有難くいただくこととしました。

ありがとうございます。

捕獲個体の頭骨や肉をどうしたかについては、また次回報告致します。

2010年3月5日金曜日

獲物の体重の目算

前回、イノシシの攻撃力について絶賛したわけですが、

ここしばらくシカの有害駆除に立ち会って気づいたことがあります。

「獲物の体重を目測するのはすごく難しい」ということ。

イノシシにせよシカにせよ、体重の手がかりとなるのは「見た目の体積」ですが、

これが大変変動しやすい。

寒さ対策とか、威嚇の目的で全身の毛を逆立てた状態では、当然ながら大きく見えます。

また、捕殺してから時間がたった死体はガスがたまっているため、大きく見えます。

前回、「ドラム缶」と形容したイノシシの体は、上記の3要素が合わさった結果でした。

生きていて、落ち着いた状態のイノシシはもっとスリムなはずです。

目算の際は上記のバイアスを考慮して、体重を過大評価しないよう気をつけたいものです。