イベント情報(2014/11/1) 
代表が4代目に引き継がれました!活動の幅を広げて積極的に活動していきたいと思います!
今後ともよろしくお願いします!!

2012年11月17日土曜日

解禁日!

こんにちわ、柏木です。
11月15日の解禁日、去年の猟期から、狩り部としてではなく、個人的にお世話になっているグループの皆さんと出猟したので、それについて書きたいと思います。


ぼくが所属しているグループは、神奈川県西部を猟場としています。
昨年の解禁日は、他のグループと合同で、いつもと違う地域に出猟したのですが、今年はいつもの場所でした。
やっぱり慣れた猟場が一番ですね(まだ全然地形が把握できていないぼくが言うのもなんですが)。

今回は解禁日が平日ということもあって、ぼくを入れて4人と非常に少ない人員での巻き狩りとなりました。
ぼくは鉄砲を持っていないので、射手は3人ということになります。
人数が少ない中での巻き狩りは、非常に難しい。
なぜなら、獲物の道を見切っても、そのすべてに射手を配置できるとは限らないからです。

そこで登場したのが、携帯ラジオです。
射手を配置できないけど、ここは通りそうだな、来て欲しくないな、というところに、ラジオを木につるして大音量でわめかせる。
そうすると、獲物はそこを避けるので、射手がいる方へと逃げてくれる、というわけです。
同様に、軽トラに載せた檻に残した猟犬が、しょっちゅう吠えていると、やはり獲物はそちらには逃げにくい。
こんな工夫をしながらの巻き狩りとなりました。

ぼくと師匠の二人で、4匹の犬を連れて歩き、親方の合図で放すと、すぐに匂いを拾って吠えながら追っていきました。
犬の動きをしばらく見た後、師匠のタツ場に移動して、無線ごしに猟の行方を見守ります。
しかし、なかなかこちらには来ない。
犬の生声も聞こえない。
と思ったら、1匹犬がへとへとで帰ってきてしまいました。
結局、犬は同じところをぐるぐる走らされた挙句、振り切られてしまったようだ、とのこと。

もう終わりにしようとの、親方からの指示でタツを外して、犬の回収に向かいました。
親方のほうで2匹回収したらしく、残りはあと1匹。
この1匹は一番年寄りだけど、それだけに経験豊富で粘りのある犬です。
それは同時に、なかなか戻ってこないので、回収が大変だということでもあります。
無線を頼りに、あっちでもない、こっちでもないと探し回りますが、なかなか見つかりません。

不意に、生声が聞こえました。
それは猟場の外れにある、農場の敷地の中からでした。
最初はそのお宅の犬かなと思っていたのですが、無線の吠え方と生声が重なるので、どうやらうちの犬らしい。
ちょっと覗いてきます、とぼくが一人で裏から入っていくと、トタンで囲まれた畑の中で吠えている姿を見つけました。

お前、出られなくなっちゃったのかー、とトタンに寄りかかながら話しかけると、ぼくに向かってやたら吠えまくる。
なんだろ、と思って足元を見ると、そこにはちっこいシシがブーブー唸ってます。
畑を囲うトタンの角のところにシシを追い込んで、逃げないように吠え止めしていたのでした。
トタン越しですが、ぼくとの距離は1mもありません。

恥ずかしながら、軽いパニック状態になりました。
鉄砲はないから止めは撃てない、ナイフはあるけどトタン飛び越えてる間に逃げられたらどうしよう、ていうか畑の中で放し飼いにされてるイノブタだったりして、いやそんなことはないか、などと頭の中グルグル。
とりあえず指示を仰ごうと、無線を見ると、なんと電池切れ。
しょうがないので30mほど走って師匠を呼びにいくと、ちょうど全員集まってきていました。

犬がシシを畑の中に止めてる、とぼくがどなると、親方がかっとんで来ます。
ぼくが先に戻ってシシがいるのを確認し、親方に指し示すと、一発で止めてくれました。
それがこちら(写真)。


去年生まれ(ニセコというらしい)だろうとのことです。
ちっこいけど1匹は1匹。
さい先のいい初猟となりました。


そうそう、シシはあばら骨の周りの肉を少し残して、砂糖多めと醤油で煮て、美味しくいただきました。
山の恵み、ごちそうさまでした。
明日の日曜(18日)も出猟する予定なので、それについても書くかもしれません。
ではでは

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